カラスは鳥 こなつ3歳0か月

カラスは鳥だけど、鳥はカラスとは限らない。

国語のような、数学のような。もっと深い話のような。すごく浅いことのような。

「インコもニワトリもカラスも鳥。鳥の仲間。」

と言うと、全然分かっていない目が点の顔で、「へー。なんで?」と言われました。3歳1か月。全ての回答、説明に「なんで」を無限に返す時期です。なんでなんで期です。

こなつに「なんで?」と聞かれるたびに、土屋賢二さんの哲学の本を思い出します。

ツチケンさんの哲学の本には、–子供の言う「なんで空は青いの?」という質問には答えが出せない。「光の拡散によって…」と科学的に正しい答えを分かりやすく説明したところで、なぜその法則がなりたっているのか、という疑問が生まれる。「空が青いこと」も、「光の拡散によって青い波長だけが見えること」も、子供にとっては同じくらい不思議で、また次のなんでを説明して、仮に全ての事実が明らかになったとしても残る謎がある。–という話がよく登場します。

私は土屋さんの本でしか哲学に触れたことはないのに、語彙も少なく文法もあやふやなこなつと会話をするたびに、深い深い哲学の世界に迷い込まされたような気分になるから不思議です。

私はもう大人で、あの鳥がカラスとは限らないことも、空が青いことも、なんの疑問にも思わなくて、疑問に思わなくなったことにすら気が付かずに生きているのに、

世界が、言葉が、不思議で満ちていることを、たった3歳の娘に日々教えられています。

延々と続く「なんで」に、辟易する日も多いけれど、

教科書を読んでも解決しないその「不思議」をどうか大事にしてほしい。

可愛くてちょっとめんどくさい、なんでなんで期、3歳0か月のこなつです。

3歳おめでとう。

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