こなつ5か月の思い出

こなつが5か月のころ、抱っこして図書館をうろうろしていると、ニコニコしたおじいさんが近づいてきました。図書館だからか、その他の理由があるのかは分からないけれど、おじいさんは一言もしゃべらず、こなつをのぞき込んでさらに笑いジワを増やし、こなつの頭をなでたりほっぺをつついたりしていました。

いきなり知らない人に距離をつめられ顔をのぞき込までたら、大人も警戒するように、こなつも怪訝な顔をして、ただじっと、嵐が過ぎ去るのを待っている感じでした。どんどん表情が硬くなり、あと10秒で泣き出すといった時に、おじいさんがそれを察したのかポケットからガサゴソと何かを取り出しました。

「飴でもくれようとしてるのかな?まだ食べられないけど…」

と思いながら見ていると、それをこなつに持たそうとし始めました。

しかしこなつは手をはらって断固拒否。

おじいさんはめげずに手を追いかけましたが、とうとうこなつが泣いたのでしかたなく、しかし笑顔のまま、今度は私の手に握らせました。

小さな声でお礼を言ってその場を立ち去り、こなつと二人で「ふう」と思い、手の中をみてみると、おつまみサラミが入っていました。

衝撃でした。飴の斜め上。

「老人こええ…」と思いました。

こなつはじじばばと離れて暮らしているのもあって、よく聞く、「まだ食べられないものを(ひい)じーじや(ひい)ばーばが食べさそうとする」という局面に出会ったことがなかったので、なるほど、こんな気持ちか…と思いました。

離乳食の進め方自体が、5か月までは母乳やミルクのみで育てる今と、2か月から果汁をやる昔とでは全然違うので、仕方ない部分もあるだろうけれど…

赤ちゃん、サラミ、ダメゼッタイ!

ちなみに飴も、ダメゼッタイ!

大きく見えるけれど、数日前に離乳食を始めた「塩分」を知らない5か月児。

どろどろのお粥からサラミを食べられるようになるまでの道のりをふと考えさせられ、果てしなく感じた初夏の日でした。

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